タイヤがパンクした!

今日は、「パンク」の表現を学習しましょう!
まず、タイヤのパンクを「パンク」と表現するのは日本だけだそうです。いわゆる和製表現ですね。「破裂する」という意味はありますが、英語ネイティブの人たちは、タイヤのパンクの意味では使わないんです。では、何と言うのでしょう?
『雨に唄えば』(英題:”Singin’ in the Rain”) という有名なミュージカル映画をご存知ですか?雨の中であのジーン・ケリーが歌い踊るシーンは、あまりにも有名ですよね。私の大好きな映画で、何度見ても見飽きることがない名作です。1952年の映画ですが、いま見ても凄く面白いし、歴史に残る大傑作ですよね。 もちろん舞台化もされていて、近年で有名なのは、イギリスで製作されたアダム・クーパー主演の『SINGIN’ IN THE RAIN 雨に唄えば』でしょう。最初の来日公演の時には、私も張り切って見に行きましたよ!
さて、前置きが長くなりましたが(汗)、本題です。 この『雨に唄えば』の中で、ジーン・ケリー演じるドン・ロックウッドの乗る車がパンクしてしまうのですが、その時のセリフが…
It’s a flat tire.
なんですよね。字幕ではパンクと訳されているのに、パンクとは言っていない。初めて聞いた時は、「え?いまパンクって言わなかったよね?何て言ったの?」そんな感じでした。 もちろん、その後しっかり調べましたよ。「へ〜、英語ではこう言うんだ〜」、まさに目からウロコが落ちる瞬間を味わった、そんな経験でした。
「ペチャンコのタイヤ」 直訳すれば、そんな感じでしょうか。日本語にすると、何だか子供っぽい表現にも聞こえますが、タイヤが現在どういう状態なのかを的確に表しているとも言えますよね。

次の会話でしっかり覚えましょう!

Lisa : “Hey, look at that! It’s a flat tire!”

Tim : “You’re down on your luck. Do you have a spare tire?
If you have one, I’ll help you to change it.”

Lisa : “Oh, thanks! There’s an old tire in my garage, I suppose.”

Tim : “An old one? I hope we won’t have a blowout while driving.”
《日本語訳》
リサ :「やだぁ、見てよ!パンクしてるじゃない!」

ティム:「ついてないね。スペアタイヤある?あれば、交換手伝うよ。」

リサ :「あぁ、ありがとう!ガレージに古いタイヤがあると思う。」

ティム:「古いタイヤ?運転中にパンクしなきゃいいけどね。」

要チェック用語

down on one’s luck ▶ 運が悪い、ついてない
blowout ▶ 破裂、パンク
それでは、また次回!

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